季節の変わり目のここ数日、なんとなく左耳がつまりそうな感覚があります。
以前にも同じような症状を経験したことがあり、経過を日記に書いていました。自分で復習するためにも、そのときの様子を備忘録としてUPします。
朝起きたら耳の調子がおかしくなっていたのは、昨年6月のことでした。
ある日突然、片耳がつまってる?
朝起きたら、左耳だけ聞こえにくいような、車で峠越えをするときに耳がつまったような感覚。
そういうときは、つばを飲み込んだり、何か飲みものを飲んだりして耳抜きをしますよね。
でもこのときは何度繰り返しても抜けなかったのです。しつこくやり続けると一瞬抜けるもののまたすぐ戻ってしまって、1日中ずっと耳がつまって聞こえにくい感じに。
明らかに昨日までと違うことは自覚しているのですが、何か不調を感じたときは、ちょっと疲れてるかな?寝不足かな?気のせいかもしれないな、と様子を見ることが多いです。
このときも、いつもどおり1日を過ごして様子を見ました。
2日目、一進一退。耳鼻科を探す
翌朝も、左耳だけ目覚めたときから耳づまり感。
昨日と同じように何度も何度も耳抜きを試みて、『あ、抜けた』と思う瞬間もあるけれど、気づいたらまたつまっているのです。
2日続くのはさすがに気のせいではない、明らかに何かが起きていると受け入れないといけないな…と思いました。
耳はすぐに病院へ!と以前何かで読んだ記憶があり、近くの耳鼻科をネット検索。
2〜3日様子を見て、ダメならすぐ行くことにしました。
この日は出かける予定があり、少しバタバタしていました。
あちこち行った後もう帰ろうという頃、クリアに聞こえていることに気づき、治ったかな?と思ったのもつかの間、気づいたらまたつまって聞き取りにくい状態に。ムダに一喜一憂。
3日目、症状変わらず。耳鼻科予約
3日目の朝も、左耳のつまり感は変わらず。
耳抜きを試みて、抜けた気がするときもあるけれど、すぐにまた戻ってしまう。
夕方まで様子を見ましたが、全然よくなる気がしないので、調べておいた近くの耳鼻科へ電話をかけました。
症状を話すと、空いている時間帯を教えてくださいました。
コロナの関係もあって、入口で問診表の記入と検温があると伺い、こんな時期にお手をわずらわせて申し訳ない…と思いましたが、翌日行くことにしました。
4日目、低音障害型感音難聴と診断
4日目も、朝からつまった感覚。
左耳だけ中から押されているような、水の中にいるような、何ともいえないボーッとした音がずっと鳴っているような感覚で、右耳は普通に聞こえているのです。
そのバランスの悪さも気持ち悪い…
特につらかったのが
お湯を使うときのボイラーの音や外を走る車のエンジン音など、震えるように響く重低音。
普通に聞こえている右耳から重低音が入ると、左耳で鳴り続けているボーーーッというノイズと、外から聞こえる重低音が、頭全体に反響して増幅する感じ。
頭をノイズに乗っ取られて支配されるような感覚で、とても耐えがたかったです。
耳鼻科へ行き、ひととおり検査していただきました。
「左耳の機能面には問題がないです」と先生。『この状態で問題がないの?』と正直驚きました。
「検査の結果、低音が聞きとりにくい状態なので、ビタミンB12と血行をよくするお薬を出しますので、様子をみてください」
「低音障害型難聴は、自然に治ることも多いです。患者さんもたくさんいます」とのお話でした。
「睡眠不足やストレスが原因になることが多いですが、思い当たることはありますか?」と聞かれましたが、その時は特に思い当たりませんでした。
5日目、今後の対策を整理する
病院に行った翌日、昨日の先生のお話を思い出しながら、診察のときにいただいたプリントをゆっくり見直しました。
『低音障害型感音難聴』とは…
蝸牛にリンパ液がたまってしまう『内リンパ水腫』状態になり、圧迫されて低音が聞き取りにくくなる。
繰り返すことも多い。
一度なってしまうと完治はなかなか難しいので、おかしいなと思ったら早めにまた来てください。
自律神経をととのえるために、有酸素運動。毎日1時間!
利尿作用を促すために、女性は1日1.5リットルの水を飲むこと(カフェインとアルコールは控える)。
耳鼻科
耳鼻科に行った日からお薬を飲みはじめ、その翌日には、症状がだいぶとれている感じがしました。
完全にとれているかどうかは自分でもよくわかりませんでしたが、日が経つにつれてだんだん気にならなくなっていきました。
運動とこまめな水分摂取を心がけながら、いただいたお薬は、その期間、すべて指示通り飲みました。
耳鼻科に行くまでの不安
学生時代から、何回書いても覚えられないけれど、声に出して読んだり、耳で聞いたことはすぐに覚えられる聴覚優位タイプ。子どもの頃から長く音楽をやっていたので絶対音感もあります。
情報収集を耳に依存することが多いので、音が聞こえにくい、重低音が反響するという症状が数日続いたときは、これがずっと続いたら…もっと悪化したら…と考えるのもおそろしかったです。
常に情報にノイズが乗っている状態なので、注意深く聞いても聞き取れないことも多く、聴覚優位にとっては大問題!早く耳鼻科に行かなくては!と強く思いました。
人生100年時代、身体メンテナンスの重要性
症状の程度など個人差は大きいと思いますが、耳が聞こえにくい症状のある方は、できるだけ早めに耳鼻科に行くことをオススメします。
よくわからなくて心配しているよりも、専門の先生に診ていただいて原因と対策がわかれば、それだけでも一歩前進できます。
身体は取り替えがきかないものです。
困ったときには、早めにプロの力を借りましょう。
結果として、自分の心も身体も守ることにつながります。
読んでくださった方の症状が、1日も早くよくなりますように。