【道東道】道東自動車道のトンネルは、2022年現在34本!トンネル名もすべてご紹介。白糠ICまでつながる以前の、鍛高山から白糠での出来事。

道東自動車道の十勝平野新得手前の景色 おすすめスポット
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4月中旬のことですが、ひさびさに釧路へ行く機会がありました。釧路には、10年ほど前から年に何度も車で往復していますので、トンネルの多さは実感していました。一体何本のトンネルがあるのか以前から気にはなっていたのですが、自分で運転しているときには、あまりの数の多さに途中で数えるのをあきらめてしまっていたのです。今回は助手席で、トンネルの名前と本数をチェックしてみることにしました。

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道東道のトンネルは34本!

道東道のトンネル、札幌方面から

  1. 栗山トンネル
  2. 夕張トンネル
  3. 久留喜(くるき)トンネル
  4. 楓トンネル
  5. 大夕張トンネル
  6. 長和(おさわ)トンネル 
  7. 穂別トンネル
  8. 占冠トンネル
  9. タンネナイトンネル
  10. 占冠中央トンネル
  11. 東占冠トンネル
  12. 滝の沢トンネル
  13. ホロカトマムトンネル
  14. 下トマムトンネル
  15. 狩勝第1トンネル
  16. 狩勝第2トンネル
  17. 広内(ひろうち)トンネル
  18. 炭山(たんざん)第1トンネル
  19. 炭山(たんざん)第2トンネル
  20. 新釧勝(しんせんしょう)トンネル
  21. 小音別(しょうおんべつ)トンネル
  22. 衆音別(しゅうおんべつ)トンネル
  23. 軽満(かるまん)トンネル
  24. 白涼(はくりょう)トンネル
  25. カラ里(からさと)トンネル
  26. カラマントンネル
  27. カラマン別トンネル
  28. 白音(はくおん)トンネル
  29. 大曲(おおまがり)トンネル
  30. 縫別(ぬいべつ)トンネル
  31. 鍛高(たんたか)トンネル
  32. 上庶路(かみしょろ)トンネル
  33. 庶路(しょろ)トンネル
  34. 阿寒トンネル

20何本位かなと漠然と思っていましたが、なんのなんの。おそるべし、道東道。なんと合計34本もありました!4kmを超えるトンネルがいくつもあります。長いトンネルは、途中のトンネル内の壁に残りのkmの表示がありますが、まだそんなに!と毎回思ってしまうほど長いです。トンネルの中でも上ったり下ったり。高低差も結構あります。耳もよくふさがります。耳抜き必須です。

北海道ならではの解放感のある景色

こちらは、『星野リゾートトマム』。道東道からもよく見えます。山はまだ雪が残っています。手前は白樺の木々です。

道東自動車道から見える星野リゾートトマム
道東自動車道から見える『星野リゾートトマム』

まだ新得の手前ですが、視界がだいぶ開けてきました。

道東自動車道の十勝平野新得手前の景色
道東自動車道の十勝平野新得手前の景色

17番目の広内トンネルを抜けると十勝平野です。十勝平野は雄大なので、しばらくトンネルはお休みです。

道東自動車道から見える十勝平野
道東自動車道から見える十勝平野

2022年4月15日にオープンしたばかりの『道の駅おとふけ なつぞらのふる里』の看板もありました。

道東自動車道上にある道の駅おとふけの看板
道東自動車道上にある『道の駅おとふけ』の看板

十勝平野を越えるとまたトンネルが続きます。

白糠ICまでつながる前のこと

道東道は、現在、阿寒インターチェンジまでつながっています。わたしが釧路との往復をするようになった10年ほど前は、まだ浦幌インターチェンジまででした。浦幌で降りたあとは、しそ焼酎『鍛高譚(たんたかたん)』で有名な鍛高山の細いぐにゃぐにゃの山道を、しそ畑を横目に延々と行っていました。急な傾斜の連続カーブの山道を越えたあと、フラットになってもひたすらカーブが続く、かなりの集中力を必要とする場所です。山間の片側1車線のぐにゃぐにゃ道を、自分の進む先も対向車がくるのも見えない状態でひたすら道なりにハンドルを操るしかない状態が延々と続くので、いつも精神的にかなり消耗しました。

1度は、カーブを曲がったら対向車が目の前に2台並んで来ていて、危うく正面衝突!たまたま路肩が広くなっていた場所で、思いきりハンドルを左に切って回避し、また大慌てで反対に切って元の車線に戻り、まっすぐ走るためにまたハンドルを切り直しました。運転免許を取得してから20年以上になりますが、それ以前にも以降にも、そんなにハンドルを切り倒したことは1度もありません。よけきれるとは思えなかったので、左にハンドルを切りながらも衝撃に備えて身構えたことをよく覚えています。ものすごい土砂降りの日で、視界も道路状況もよくない中、本当に紙一重で命をつなぎました。車も自分も無傷で済んだのは、奇跡というほかない状況でした。

カーブを曲がったら、追い越し中のスピードを上げて迫ってくる車が目の前にいるという、あまりに衝撃的な光景と、たまたま路肩が広い場所だった…というラッキーと、自分でも驚くほどの反射神経でかわせたという事実に、その後運転しながらもしばらく震えが止まらなかったことを昨日のことのように覚えています。あのとき生かせてもらえたのは、到底わたしの力ではありません。おばあちゃんや、ご先祖さまや、そういった方々が守ってくださったのでなければ、今のわたしはいないと思っています。

白糠、そして阿寒まで開通

道東自動車道上にある浦幌インターチェンジの看板
道東自動車道上にある浦幌インターチェンジの看板

そんな思いをした道ですが、それ以降も恐怖心を抱えながら何度も通っていました。抜本的に交通手段やルートを変えない限り、その道を通るしか方法がなかったからです。なので、2015年に浦幌と白糠がつながってくれたことには本当に感謝しましたし、実際心身ともにとてもラクになりました。その後、阿寒までつながってくれたことでトンネルはさらに増えましたが、確実に早く行き来できるようになり、もっとラクになりました。

おかげさまで、十勝平野を抜けたあとはまたびっくりする位トンネルが続きます。あまりにも続くので、トンネルは退屈だな…などとよぎってしまうこともあるのですが、ぐにゃぐにゃの山道を延々と行くことに比べたらなんてことありません。よくぞこんなに掘ってくださった!と感謝こそすれ、しかも無料区間って!と思いこそすれ、トンネルは退屈だなんて思っては…いるのですが(笑)。

釧路まで道東道がつながる未来

阿寒インターチェンジから降りたところです。

道東自動車道の阿寒インターチェンジを降りてすぐの道路標識と道の駅阿寒丹頂の里の看板
阿寒インターチェンジを降りてすぐの道路標識と道の駅阿寒丹頂の里の看板

2024年には、阿寒から釧路西までつながる予定です。現在すでに釧路外環釧路西から釧路東まで通っていますので、2024年には札幌から釧路の東側まで高速道路でつながることになります。札幌からひたすら下道を8時間近くかけて釧路まで行ったこともある身としては、釧路まで道東道がつながるということ自体、夢のようであり、希望です。

札幌 − 釧路間が高速道路でつながって、さらにラクに、便利に行き来できるようになる頃、自分たちがどこにいるのかわからないのが転勤族のつらいところです(笑)。

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